フラフープと東洋的思想

hulahoop22

フラフープ・・・フープ(輪)とは、輪が一つという単純なものではないと考えます。


輪にも内側と外側、上と下、右と左があります。
東洋的見地から、輪の世界は「陰」と「陽」の2つの要素からできており,それがバランスよく組み合わされ、○という形を保っていると考えられます。「陰」も「陽」もどちらも必要だと捉えているのです。また,「陰」の中にも「陽」があり,「陽」の中にも「陰」があるとも考えます。
そして、右手から左手へ渡す動作や、右回転から左回転へと具現化された動きの中に、近ずき、離れ、円を描きながら動き続けます。



 ところで、私たち日本人は、『陽』のみを追い求め『陰』を軽視しがちではないでしょうか?たとえば、明るく社交的な人の方がいいとか、社会的に目立つ存在になった方が得だとか考え
地味な存在や、目立たないものを蔑視してしまう事があると思います。しかし陰陽の考え方からすると、陰があってこその陽であり、陽があってこその陰であります。



 以前は、寝る間も惜しんで仕事をしていました。そんな忙しい自分を誇らしいとさえ考えてしまったこともあります。しかし、寝る時間『陰』と起きている時間『陽』のバランスが崩れたその時は、よく体調を悪くしていました。『陰』を軽視し、『陽』を追い求め続けた結果です。



何事もバランスが大切である。ということが、輪(和)の中に込められたメッセージだと思います。そんなフラフープの中にブラインドフープなるものがあります。これは、目を閉じてフラフープをするのですが、フープの動きを身体で感じ、自然の中に身を置き、風や空気を肌で感じ、大げさに言えば、フープが回転しつずける(永遠の輪廻)を体感するというものです。とても気持ちよくすがすがしい気持ちにさせてくれます。中級者以上の方は是非やってみてください。





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